D.R.ホートン(ティッカー:$DHI)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $4.10 | $4.16 | × |
売上高 | $9.97B (YoY -5.0%) | $10.19B | × |
ガイダンス 通年売上高 | $36.75B ($36.0B~$37.5B) | $39.52B | × |
業績ハイライト
2024年度第4四半期の主要業績
- 売上高:100億ドル
- 税引前利益:17億ドル(税引前利益率17.1%)
- 希薄化後EPS:3.92ドル
- 住宅部門の引渡戸数:23,647戸(前年同期比3.1%増)
- 受注戸数:19,035戸(前年同期比微増)
- キャンセル率:21%(前年同期と同水準)
2024年度通期の主要業績
- 売上高:368億ドル
- 税引前利益:63億ドル(税引前利益率17.1%)
- 希薄化後EPS:14.34ドル(前年比4%増)
- ROE:19.9%
- ROA:13.9%
- 営業キャッシュフロー:22億ドル
2025年度の見通し
- 売上高:360-375億ドル
- 住宅引渡戸数:90,000-92,000戸
- 第1四半期の住宅引渡戸数:17,500-18,000戸
- 第1四半期の粗利益率:約20.5%
- 自社株買い:約24億ドル予定
- 配当金:約5億ドル予定
質疑応答ハイライト
レンタル事業について
- レンタル収益は前年比で横ばいを予想
- 下半期に収益が集中する見込み
- 在庫水準は今後数四半期は現在の水準を維持する方針
市場環境と需要動向
- 金利のボラティリティと選挙シーズンの不確実性により、買い手が様子見姿勢
- トラフィックは前年比で増加したものの、期待を下回る
- 需要構造の問題ではなく、市場のノイズが影響
- 金利の安定性が需要回復の鍵となる
インセンティブと粗利益率
- 第4四半期末にかけてインセンティブコストが上昇
- 第1四半期はさらなるインセンティブ増加を予想
- モーゲージ利用者の80%以上が金利バイダウンを活用
- 金利バイダウンの提供レンジは4.5-5.5%
在庫状況と建設サイクル
- 完成在庫は10,300戸(6ヶ月以上経過は1,100戸)
- 建設サイクルタイムは前四半期比で1週間、前年比で1ヶ月短縮
- 地域的な在庫の偏りは見られない
- 今後数四半期で完成在庫は減少見込み
コスト動向
- 資材コストは比較的安定的に推移
- 木材価格は若干上昇傾向も、2025年度は全体的に横ばいを予想
- 労働市場は良好で、コスト上昇圧力は限定的
- 用地コストは一桁台後半の上昇率を予想
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