ドアダッシュ(ティッカー：$DASH)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.33 | $0.33 | 〇 |
| 売上高 | $2.9B (YoY +26.1%) | $2.85B | 〇 |
| ガイダンス 2025Q1GOV | $22.8B ($22.6B～$23.0B) | $22.42B | 〇 |
業績ハイライト
ユーザー基盤の成長
- 月間アクティブユーザー(MAU)は4,200万人を超え、二桁の成長率を維持
- 年間アクティブユーザーは1億人以上
- 国際事業でMAUは過去最高を記録
事業の成長状況
- レストラン事業は二桁成長を維持し、四半期を通じて安定した成長を継続
- 新規分野とインターナショナル事業はレストラン事業を上回る成長率を達成
- 国際事業は競合他社を大きく上回る成長率を実現し、ほぼすべての展開国でシェアを拡大
サブスクリプションサービスの進展
- DashPassとWolt+の合計会員数は数千万人規模
- Wolt+はDashPassの初期と比較してより速い成長を実現
収益性の改善
- 国際ポートフォリオは粗利益でプラスを維持
- 新規分野の単位経済性は2023年比で改善
- 国際事業の一部の国では貢献利益率がプラス
質疑応答ハイライト
市場浸透と成長機会について
- レストラン分野でも米国市場の売上高に占める割合は一桁台に留まる
- グローバルでの浸透率はさらに低く、大きな成長余地が存在
- 地理的拡大、既存地域でのプロダクト改善、既存顧客へのサービス向上が成長機会
国際事業の収益性について
- 粗利益はプラスを維持し、2024年は2023年比で改善
- 一部の国では貢献利益率がプラスに転換
- 利益を活用して他の市場への投資を継続
新規分野(食品以外)の状況
- 米国で最も急速な成長を実現し、シェアを拡大
- ユーザーは複数カテゴリーを利用し、プラットフォームでの支出を増加
- 一部の国では新規分野やグローサリーの浸透率が米国を上回る
グローサリー事業の展開
- eコマースや配達の他カテゴリーと比較して浸透率は依然として低い
- 商品の品揃え拡充、正確な在庫把握、配送品質の向上などに注力
- 小規模な補充購入から大型バスケットまで利用が拡大
広告事業について
- 2024年は好調な成長を達成
- 消費者と広告主双方のニーズのバランスを重視
- 広告の関連性向上、新しい広告ユニットの開発、レポーティングツールの改善に注力
今後の投資方針
- 既存5分野(米国レストラン、国際事業、食品以外、コマースプラットフォーム、広告)への投資を継続
- プロダクト改善に重点的に投資
- 新規分野の探索も並行して実施
コメント