コアウィーブ(ティッカー:$CRWV)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | -$0.08 | -$0.36 | 〇 |
| 売上高 | $1.36B (YoY +133.7%) | $1.29B | 〇 |
| ガイダンス 通年売上高 | $5.10B ($5.05B~$5.15B) | $5.35B | × |
業績ハイライト
売上・成長
| 指標 | 数値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | $1.4B | +134% |
| 調整後営業利益 | $217M | +74%(前年比) |
| 調整後EBITDA | $838M | +121%(前年比) |
| 調整後EBITDAマージン | 61% | – |
| 純損失 | -$110M | 改善(前年同期は-$360M) |
- 業績は引き続き供給制約下でも顧客需要に支えられ予想を上回る。
- 古い世代のGPUでも契約が進み、需要の幅広さを証明。
バックログ・顧客構成
| 指標 | 数値 | 前四半期比 |
| 収益バックログ | $55.6B | ほぼ2倍 |
| RPO(受注残) | >$50B | 過去最速達成 |
| 主要顧客の最大構成比率 | ~35% | 前四半期の50%から低下(年初85%) |
| 投資適格の顧客比率 | >60% | – |
- 第3四半期だけで$25B以上のバックログを獲得。
- 上位10社のうち9社は複数契約、顧客基盤の継続的多様化が進行。
設備投資と電力容量
| 指標 | 数値 | コメント |
| 設備投資(Q3) | $1.9B | 予想を下回る(第三者データセンターの遅延が原因) |
| 建設中インフラ残高 | $6.9B | QoQ +$2.8B |
| 稼働中電力容量 | ~590MW | QoQ +120MW |
| 契約済電力容量 | 2.9GW | >1GWは未契約で販売余地あり |
- データセンター開発の遅延は1社のサプライヤーに限定、Q1で解消見込み。
- 自社建設も開始し、供給網の柔軟性と耐性を強化。
ガイダンス(通期2025年)
| 指標 | 数値 | コメント |
| 売上高 | $5.05B – $5.15B | 遅延の影響を反映 |
| 調整後営業利益 | $690M – $720M | – |
| 設備投資 | $12B – $14B | 従来ガイダンスから減少(Q4 → Q1への繰越) |
| 利息費用 | $1.21B – $1.25B | 借入拡大も資本コストは低下 |
- 2026年のCapExは2025年の2倍超を見込む。
- 長期契約と持続的な需要により成長継続の自信を強調。
技術と製品強化
- GB200およびGB300の初期スケール展開に成功。MLPerfベンチマークでも業界最先端を実証。
- CoreWeave AIオブジェクトストレージをローンチ:コスト75%以上削減、データ移行の摩擦ゼロ。
- Storage部門のARRが$100Mを突破。
- OpenPipe、Marimo、Monolithを買収し、スタック全体の強化とAI活用分野の拡張に成功。
質疑応答ハイライト
データセンター遅延の影響と対処策
Q: 第三者データセンターの遅延の原因は?他への影響は?
- A (Intrator): 電力供給自体の問題ではなく、Powered Shell(インフラ筐体)の納入遅れ。
- 自社構築や複数供給元による分散でリスクヘッジ。
- 遅延は限定的で、顧客とは納入スケジュールを調整済。
インフラの汎用性と需給バランス
Q: インフラの汎用性は?特定顧客向けに特化しているのか?
- A (Intrator): 汎用性あり。トレーニング・推論どちらにも対応。
- 高度なソフトウェア群により柔軟性と効率性を確保。
今後の競争優位性
Q: 数年後の差別化要素は?
- A (Intrator): 専用設計クラウドのアーキテクチャとソフトウェアが中核。
- SemiAnalysisの評価でも2年連続トップ。ハイパースケーラーとの差別化継続。
NVIDIAとの契約構造
Q: NVIDIAとの契約はRPOに含まれるのか?
- A (Agrawal): 一部のみ含まれる。契約は中断・再販売可能な構造で、柔軟な需給対応が可能。
自社建設の意義と投資戦略
Q: 自社構築の比重増加により、CapExと時間軸はどう変化?
- A (Intrator): サードパーティとの協業は継続。自社構築はリスク分散と供給網可視化のための補完的手段。
資金調達手段の多様化
Q: 資金調達はどう最適化しているか?
- A (Intrator): ファイナンスの革新を継続。リースも含め最も効率的な手法を選定。契約前に必ず資金・電力・GPUを確保済。

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