キャムテック(ティッカー:$CAMT)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.79 | $0.77 | 〇 |
| 売上高 | $118.64M (YoY +22.3%) | $119M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q2売上高 | $121.5M ($120M~$123M) | $120.9M | 〇 |
業績ハイライト
売上・利益・成長率
| 項目 | 2025年Q1 | 前年同期比 | 前四半期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $118.6M | +22% | 増加 |
| 営業利益 | $37.3M | +29% | +$1M |
| 営業利益率 | 31.5% | +1.6pt(前年同期比) | +0.6pt(前四半期比) |
| 純利益 | $38.7M | +$7.4M(+24%) | N/A |
| 1株当たり利益(希薄化後) | $0.79 | +$0.15 | N/A |
| 粗利率 | 52.1% | +1.5pt | +1.5pt |
| 営業キャッシュフロー | $23.6M | – | – |
| 総現金(短・長期預金、証券含む) | $523M | +$22M(前四半期比) | – |
| 在庫 | $141.5M | +$18.4M(前四半期比) | – |
| 売掛金 | 約$100M(DSO: 77日) | 安定 | – |
ポイント:
- 過去最高の売上と利益を達成。
- 粗利率52.1%は過去最高水準で、製品構成の改善による。
- 在庫増加は新製品(Eagle G5とHawk)需要への対応のため。
地域別売上構成
| 地域 | 売上構成比 |
|---|---|
| アジア | 91% |
| その他 | 9% |
セグメント別売上構成(2025年Q1)
| セグメント | 売上構成比 |
|---|---|
| HPC(高性能コンピューティング) | 45%〜50% |
| その他先端パッケージング | 約20% |
| CMOSセンサー・化合物半導体・フロントエンド・2D一般用途 | 残り30%〜35% |
ガイダンス(2025年Q2)
| 項目 | ガイダンス | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | $120M〜$123M | +約18% |
- Q3についても「堅調な四半期」との見通し。
- 2025年通期でHPC構成比はQ1と同水準(45〜50%)を見込む。
経営陣コメント
- Rafi Amit(CEO):
- 「HPCおよびAI向け先端パッケージングが中長期の成長エンジン」
- 「Eagle G5とHawkは市場から高評価を得ており、2025年の売上に大きく貢献する」
- 「IntelからEPIC Supplier Awardを受賞。数千社のうち数百社しか選出されない名誉」
- 「地政学リスクや関税懸念は認識しているが、実際のビジネスへの影響は今のところなし」
- Moshe Eisenberg(CFO):
- 「新製品は粗利率の改善にも貢献し始めている」
- 「粗利率は年後半からさらに改善し、来年により大きな影響を期待」
質疑応答ハイライト
KLAの競合参入に対する見解
Q(Needham Yu Shi氏):
KLAがHPC向けの2D AOI市場に参入。Camtekの競争力は?
A(Ramy Langer COO):
- 「既に複数回KLAと競合し、当社製品の優位性を実証済み」
- 「当社は中堅企業として顧客要望への迅速対応力に優れる」
- 「Eagle G5とHawkは強力な競争優位を持つ」
HBM4対応と新製品ポジショニング
Q:
HBM4の技術要件に対する製品展開と既存製品のアップグレード可否は?
A:
- 「顧客は基本的に新製品を購入。既存設備のアップグレードでは対応しない」
- 「Hawkはスループット・設置面積に優れ、用途によって使い分けられる」
- 「Eagleの既存顧客は引き続き新型Eagleを選択する傾向」
HPC売上比率の通期見通し
Q:
Q1のHPC売上比率(45〜50%)は年間で維持されるか?
A:
- 「四半期により変動あるが、年間を通して同程度の構成比を想定」
新製品(Eagle G5・Hawk)の立ち上がり状況
Q(Cantor Fitzgerald):
前四半期比で新製品への見通しが好転。何が変わったか?
A:
- 「期待以上のパフォーマンスを実証し、顧客から好反応」
- 「G5は従来劣勢だった領域でも優位に。想定以上の売上が見込める」
- 「Hawkは評価完了、受注・出荷も開始済み」
粗利率と新製品の影響
Q(Barclays):
粗利率が改善。今後の見通しは?
A(CFO):
- 「Q2も51〜52%の高水準を維持見通し」
- 「新製品の出荷増により2026年にかけて粗利率はさらに上昇する見込み」
地政学リスクと競合への影響
Q:
関税影響がCamtekに有利に働く可能性は?
A:
- 「現時点で有利な影響・シェア獲得効果は見込んでいない」
- 「引き続き状況を注視」
HPC内訳(HBM vs CoWoS)と地域別動向
Q(Jefferies):
HBMとCoWoSの比率や、地域差についての所見は?
A:
- 「2027年にはHBM密度が約1TBに上昇し、装置需要が大きくなる」
- 「HBM3→HBM4移行も検査工程が増え、当社にとっては追い風」
- 「CoWoSはOSAT(後工程委託先)にも展開が広がり、これもビジネス機会」
その他パッケージング・2D用途動向
Q:
HPC以外の売上は堅調か?
A:
- 「Fan-out等の一般パッケージングや、CMOSセンサー・化合物半導体などが回復傾向」
- 「2Dアプリケーションが35%程度、堅調な需要あり」
中国事業の動向
Q(BofA):
他社は中国売上が10〜20%減少しているが、Camtekは?
A:
- 「中国のビジネスに減速感は見られない」
- 「大手顧客との取引も安定しており、市場シェアも維持」

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