Braze(ティッカー:$BRZE)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | -$0.04 | -$0.05 | 〇 |
売上高 | $131M (YoY +32.7%) | $124.8M | 〇 |
ガイダンス 2025Q1EPS | -$0.105 (-$0.11~-$0.10) | -$0.05 | × |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $131.5M ($131M~$132M) | $127.8M | 〇 |
ガイダンス 2025通年EPS | $-0.10 (-$0.12~-$0.08) | -$0.02 | × |
ガイダンス 2025通年売上高 | $572.5M ($570M~$575M) | $571.5M | 〇 |
カンファレンスコール
要約を記載します。
ポジティブな側面
- 売上高の成長: 第四四半期には売上高が前年同期比33%増の1億3100万ドルを記録し、前四半期比で6%増加した。これは、Brazeの顧客エンゲージメントプラットフォームの高いROIと長期的価値を示している。
- エンタープライズビジネスの強さ: 企業顧客の獲得が進み、特にレガシーベンダーの置換えサイクルと統合トレンドを利用している。また、8桁の顧客をアップセルで獲得した。
- 顧客数の増加: $500,000以上のARR(年間継続収益)を持つ顧客数が29%増の202社に上昇。
- AI機能の革新: Sage AI by Brazeの機能拡張により、顧客エンゲージメントをさらにパーソナライズし、スケールすることができるようになった。
ネガティブな側面
- 売上総利益率の圧迫: WhatsAppなどのプレミアムメッセージングチャネルの採用増加により、第一四半期の売上総利益率が長期目標範囲の低端になる見込み。
- マクロ経済環境の挑戦: 引き続きマクロ経済の逆風に直面しており、マーケティング予算の制約や新規ビジネス成長の遅れが見られる。
まとめ
Brazeは第四四半期に強力な業績を達成し、エンタープライズビジネスの成長、顧客基盤の拡大、AI技術の進化により、顧客エンゲージメントプラットフォームのリーダーとしての地位をさらに固めた。ただし、プレミアムメッセージングチャネルの採用増加に伴う売上総利益率の圧迫や、マクロ経済環境の不確実性に対処する必要がある。全体として、Brazeは顧客エンゲージメントの業界標準となる道を着実に進んでいる。
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