アクソン(ティッカー:$AXON)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.20 | $0.98 | 〇 |
売上高 | $504.1M (YoY +34.6%) | $478.44M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $2.025B ($2.00B~$2.05B) | $1.98B | 〇 |
業績ハイライト
売上高
- Q2の売上高は過去最高の5億ドル超を記録
- 前年同期比35%増
- クラウド&サービス部門が47%の成長率で最も急成長
利益
- 調整後EBITDAは1億2300万ドル、利益率は24.5%
- 前年同期比270ベーシスポイント改善
製品動向
- TASER 10は過去最速で売れているTASER製品
- ボディカメラの出荷台数は四半期ベースで過去最高を記録
- Draft Oneは発売3ヶ月で1億ドル超のパイプラインを生成
その他
- 国際部門の受注高が前年比100%増
- 将来の契約収益は約74億ドルで前年比41%増
- 年間経常収益(ARR)は8億5000万ドルで前年比44%増
質疑応答ハイライト
ソフトウェア製品の採用状況について
- Evidence.comが引き続き成長を牽引
- 生産性やAI関連の新製品も成長に貢献
- Draft Oneは100万ドル超のパイプラインを生成したが、まだ収益には反映されていない
- 収益の成長は既存製品からもたらされている
国際部門の成長について
- 国際部門の受注高が前年比100%増加
- 要因:
- 強力な国際チームの構築
- TASER 10による新規顧客との対話の増加
- クラウドへの移行が進む市場もあり
- 重点市場への集中
TASER 10の採用状況について
- 上位4件の大型案件が米国の州・地方以外の顧客から
- 矯正施設、連邦政府、国際市場で大規模な注文が入っている
- 州・地方以外の顧客基盤拡大の取り組みが実を結びつつある
- TASER 10の採用が他の製品(ボディカメラ、車載カメラ、ドローン、VRなど)の販売機会につながる
ドローン市場の展望について
- DJIのドローン使用禁止の可能性がある中、Skydioとの提携で柔軟に対応
- 公安分野でのドローン・ロボティクスの活用は急速に拡大中
- Drone as First Responder (DFR)の採用が12ヶ月で10倍に増加
- Dedroneの買収により、軍事市場や重要インフラ保護市場への参入も可能に
経済環境の影響について
- 過去の景気サイクルでは大きな影響を受けなかった
- 理由:
- 技術への支出は顧客の全体予算の一部に過ぎない
- 長期契約が多く、必須サービスとして認識されている
- 製品が人命と経費の節約に貢献するため、顧客が手放しにくい
- Draft Oneのような生産性向上製品は、人員不足に悩む顧客にとって魅力的
コメント