アサナ(ティッカー：$ASAN)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | -$0.02 | -$0.07 | 〇 |
| 売上高 | $183.9M (YoY +10.5%) | $180.7M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q4EPS | -$0.015 (-$0.02～-$0.01) | -$0.02 | 〇 |
| ガイダンス 2025Q4売上高 | $188.0M ($187.5M～$188.5) | $187.8M | 〇 |
| ガイダンス 2025通年EPS | -$0.145 (-$0.15～-$0.14) | -$0.19 | 〇 |
| ガイダンス 2025通年売上高 | $723.5M ($723M～$724M) | $720.2M | 〇 |
業績ハイライト
売上と成長
- 第3四半期の売上高は1億8,390万ドル(前年比10%増)
- 非テクノロジー業界の成長率は15%で、全体の2/3を占める
- 製造・エネルギー、消費者小売、メディア業界で成長が加速
カスタマーメトリクス
- コアカスタマー(年間支出5,000ドル以上)は23,609社で11%増加
- 10万ドル以上の顧客は683社で18%増加
- ドルベースの純リテンションレートは96%
- コアカスタマーの純リテンションレートは98%
- 10万ドル以上顧客の純リテンションレートは99%
AI Studio関連
- 初のマルチプロダクト企業としての転換点
- 消費ベースの価格設定を導入
- プラットフォーム料金と変動消費クレジットの組み合わせモデル
- 早期アクセス顧客からの強い需要を確認
- テクノロジー、サイバーセキュリティ、金融サービス業界のリーダー企業が導入
財務指標
- 研究開発費は5,490万ドル(売上比30%)
- 販売・マーケティング費用は8,870万ドル(売上比48%)
- 一般管理費は2,850万ドル(売上比16%)
- 営業損失は760万ドル(営業損失率4%)
- フリーキャッシュフローは-1,820万ドル(マージン-10%)
質疑応答ハイライト
AI Studioの収益モデル
- 既存顧客の多くはプラットフォーム料金のみを支払う見込み
- 高ROI用途を見出した顧客は追加クレジットを購入
- 少数のワークフロービルダーで大きな価値を創出可能
- 初期の顧客データでは、1時間の作業時間削減に0.01-0.05ドルのコスト
非テクノロジー業界の成長
- 製造、小売、ヘルスケア、エネルギー、政府部門に注力
- 大企業との関係強化が中堅市場にも好影響
- FedRAMP対応により規制産業での採用が加速
財務見通し
- 第4四半期の売上高は1億8,750万-1億8,850万ドル(10%成長)を予想
- 2025年度通期の売上高は7億2,300万-7億2,400万ドル(11%成長)を予想
- 第4四半期でのフリーキャッシュフローの黒字化を見込む
- 2026年度は収益成長と大幅な営業マージン改善に注力
マクロ環境と販売動向
- テクノロジー業界での逆風は継続
- 全体的な販売サイクルは安定的に推移
- 営業実行力の向上により成約スピードが改善
- AIスタジオが追加収益機会を創出
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