デジタルタービン(ティッカー:$APPS)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.13 | -$0.01 | 〇 |
売上高 | $134.64M (YoY -5.6%) | $123.68M | 〇 |
業績ハイライト
経営陣の変更
- 新CFOとしてSteve Lasherが就任(前Vonage CFO、IBM財務執行役員)
- 現CFOのBarrettは今後数ヶ月間コンサルタントとして円滑な移行をサポート
第3四半期の業績概要
- 売上高:1億3,500万ドル
- 調整後EBITDA:2,200万ドル
- 非GAAPベースEPS:0.13ドル
- フリーキャッシュフロー:640万ドル(プラス)
ODS(オンデバイスソリューション)セグメント
- 売上高:9,200万ドル(前四半期比11%増)
- 米国内外で端末あたり収益が過去最高を記録
- 米国の端末販売は引き続き軟調
- 国際オンデバイス事業の売上は前年同期比100%増
AGP(アドバタイジング)事業
- 売上高:4,400万ドル
- 粗利益:3,400万ドル
- ブランド広告とPMP(プライベートマーケットプレイス)が好調
- SDKビディングへの移行が進展(全トラフィックの70%以上、前年は5%)
- ウォーターフォールビディングは30%未満に減少(前年は90%以上)
財務状況
- 現金残高:3,460万ドル(前四半期比250万ドル増)
- 負債残高:4億800万ドル(前四半期から変更なし)
2025年度通期見通し
- 売上高:4億8,500万ドル~4億9,000万ドル
- 非GAAP調整後EBITDA:6,900万ドル~7,100万ドル
コスト削減プログラム
- 年間2,500万ドル以上の営業費用削減目標を達成見込み
- 2026年度第1四半期に削減効果が完全に反映される予定
質疑応答ハイライト
ブランド広告の回復について
- 大手ブランド(P&G、Coke、Disney、Starbucks等)との信頼関係構築に成功
- 広告代理店やブランドとの関係構築に時間をかけて取り組んできた成果
- CTV(Connected TV)やリテールメディアに対する競争力を確保
代替アプリストア戦略について
- Epic、Microsoft(Xbox)など大手パートナーとの提携が進展
- EUのデジタル市場法(DMA)に基づくAppleの対応が2025年の重要な転換点に
- 代替アプリ配信の需要が高まっており、同社は独自のポジションを確立
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