デジタルタービン(ティッカー:$APPS)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.05 | $0.06 | × |
売上高 | $118.7M (YoY -17.1%) | $125.85M | × |
ガイダンス 通年売上高 | $480M ($475M~$485) | $547.1M | × |
業績ハイライト
第2四半期の主要財務指標
- 売上高: 119百万ドル
- EBITDA: 15.3百万ドル
- ODSセグメント売上高: 82.4百万ドル(前期比+2%、前年同期比-17%)
- AGPセグメント売上高: 37.3百万ドル(前期比微減)
- 総利益率: 45%(前期46%、前年同期47%から低下)
- 非GAAP調整後純利益: 5百万ドル(EPS 0.05ドル)
- GAAPベース純損失: 25百万ドル(EPS -0.24ドル)
事業状況のハイライト
- 国際ODSの売上が前年同期比25%増加
- ブランド広告収入が前年同期比26%増、前期比13%増
- 米国Tier 1通信事業者と複数年契約を締結
- ONE Storeとのパートナーシップを発表(米国、EU、ラテンアメリカでの展開予定)
- SDKビディングが取引所の総インプレッションの70%まで拡大(前年5%から大幅増加)
コスト削減計画
- 年間25百万ドル以上のコスト削減を目指す変革プログラムを開始
- すでに年間15百万ドルのコスト削減を実施(主に人員削減による)
- 2026年度第1四半期までに目標の大部分を達成予定
通期見通し
- 2025年度の売上高見通し: 475-485百万ドル
- 非GAAP調整後EBITDA見通し: 65-70百万ドル
- 第3四半期は引き続き前期比で売上成長を予想
- 第4四半期には前年同期比でトップライン成長への回帰を見込む
質疑応答ハイライト
端末アクティベーション事業の低迷について
- 新規パートナーの追加により端末供給は増加しているものの、米国の既存供給減少を相殺するには至っていない
- 米国での端末供給減少により、ソフトウェアアップデート後のアプリケーション提供サービスも影響を受けている
- 主要な米国通信事業者の端末アップグレード率は前年同期比で低下が継続
パフォーマンス広告事業の課題
- ブランド広告は好調だが、パフォーマンスDSP事業の改善が最重要課題
- Igniteなどから得られる自社の第一者データの活用を強化する必要性
- AppreciateやDT Directを通じた自社開発、または第三者のAI・機械学習能力の活用を検討中
戦略的選択肢について
- 現時点では事業執行の改善に注力
- 適切な資産を保有しているという認識
- 将来の成長に向けた現在の事業改善が優先課題
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