アルファ&オメガセミコンダクター(ティッカー:$AOSL)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.09 | $0.04 | 〇 |
売上高 | $161.3M (YoY -0.1%) | $160.0M | 〇 |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $185M ($180M~$190M) | $174.4M | 〇 |
業績ハイライト
第4四半期および2024年度の財務結果
- 第4四半期の収益は1億6130万ドルで、前年同期比横ばい、前四半期比7.5%増
- 非GAAPベースの総利益率は26.4%
- 非GAAPベースのEPSは0.09ドル
- 営業キャッシュフローは710万ドル
セグメント別業績
- コンピューティングセグメント: 前年同期比37.6%増、前四半期比4.4%増
- 消費者セグメント: 前年同期比35.5%減、前四半期比19.7%増
- 通信セグメント: 前年同期比59%増、前四半期比2.1%増
- 電源供給・産業セグメント: 前年同期比33.7%減、前四半期比11.3%増
2025年第1四半期の見通し
- 収益は約1億8000万ドル(プラスマイナス1000万ドル)
- GAAPベースの総利益率は25%(プラスマイナス1%)
- 非GAAPベースの総利益率は26.4%(プラスマイナス1%)
質疑応答ハイライト
AIアクセラレータカードと新プラットフォーム
- 現在のAIアクセラレータカード事業は既存のグラフィックスカードプラットフォームを活用
- 新プラットフォームは2024年末から2025年初めに登場予定で、AIに特化して設計されている
- 新プラットフォームでは、GPUあたりのパワーステージ数が9-16個から最大50個に増加
- 総合ソリューションとして、マルチフェーズコントローラーとパワーステージを提供予定
ビジネス機会の拡大
- AIアクセラレータカード以外にも、中電圧MOSFETを使用した中間バスコンバーターなどの機会がある
- グラフィックスカードやコンピューティングエコシステムでの既存の関係を活かし、AIエコシステム全体に関与
- ODM、電源供給メーカー、ファンメーカーなど、エンドカスタマーのサプライヤーとも協力
収益とマージン見通し
- 9月四半期のマージンはほぼ横ばいを予想
- 工場稼働率は前四半期と同様、在庫削減を計画
- 長期的には、収益成長と製品ミックスの改善により、マージン改善を期待
- 中期的な目標モデルとして、10億ドルの収益目標で30%以上の非GAAP総利益率を目指す
ライセンスおよびエンジニアリング収益
- 収益は繰延収益として計上し、エンジニアリング時間に基づいて認識
- 契約は2025年初めまで続く(あと数四半期)
- 支払いは製品の認定完了や年間ベースのエンジニアリングサービスに紐づく
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