アプライドマテリアルズ(ティッカー:$AMAT)の2025年第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $2.38 | $2.30 | 〇 |
売上高 | $7.17 (YoY 64.9%) | $7.16B | 〇 |
ガイダンス 2025Q2EPS | $2.30 ($2.12~$2.48) | $2.31 | × |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $7.1B ($6.7B~$7.5B) | $7.22B | × |
業績ハイライト
売上・利益
- Q1売上高は約72億ドルで前年同期比7%増
- 半導体システム部門の売上高は53.6億ドルで前年同期比9%増
- AGS(Applied Global Services)部門の売上高は15.9億ドルで前年同期比8%増
- ディスプレイ部門の売上高は1.83億ドル
- Non-GAAP EPSは2.38ドルで前年同期比12%増
収益性
- Non-GAAPグロスマージンは48.9%で前年同期比100ベーシスポイント改善
- 2000年度以降で最高のグロスマージン
- Non-GAAP営業費用は13.1億ドル
キャッシュフローと株主還元
- 営業キャッシュフローは9.25億ドル
- 設備投資は3.81億ドル
- フリーキャッシュフローは5.44億ドル
- 株主還元として16億ドルを実施(自社株買い13億ドル、配当3.26億ドル)
次期見通し
- Q2売上高は71億ドル(±4億ドル)を予想、前年同期比7%増
- Q2 Non-GAAP EPSは2.30ドル(±0.18ドル)を予想、前年同期比10%増
- 2025年度は貿易規制の影響により約4億ドルの減収を見込む
質疑応答ハイライト
市場動向について
- 先端ロジック分野は引き続き成長、年内を通じて加速を予想
- ICAPSは過去2年間の中国での大規模投資後、投資ペースが緩和
- メモリは前年同期比でほぼ横ばい、NANDは小規模ながら成長
- HBM向けは昨年の初期キャパシティ追加後、投資ペースは緩和
中国ビジネスについて
- 12月と1月に発表された輸出規制拡大により、2025年度は約4億ドルの減収影響
- Q2の中国向け売上高は前四半期比で約5ポイント低下する見込み
- 長期的には中国市場は全体の約30%を維持すると予想
- ICAPSは引き続き最大の市場であり、中国はその中で最大の国
技術トレンドについて
- Gate-All-Around関連の2024年売上高は25億ドル、2025年には倍増を見込む
- パッケージング事業は2024年に17億ドルの売上高を達成、4年で3倍に成長
- 今後数年でパッケージング事業の倍増を見込む
- HBMは同じビット数の生産に3倍のウェハーが必要
その他
- 主要顧客からの長期的な発注見通しは良好
- ICAPSセグメントの中国顧客については visibility が低く、四半期ごとに予測が変動
- AGSは貿易規制の影響を受けるものの、Q3以降は二桁成長率での成長を期待
コメント