アステララボ(ティッカー:$ALAB)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.37 | $0.26 | 〇 |
売上高 | $141.1M (YoY +179.4%) | $127.91M | 〇 |
ガイダンス 2025Q1EPS | $0.285 ($0.28~$0.29) | $0.25 | 〇 |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $153M ($151M~$155M) | $133.92M | 〇 |
業績ハイライト
2024年第4四半期の業績
- 四半期売上高は1億4,110万ドルを記録(前四半期比25%増、前年同期比179%増)
- 売上成長は主にAriesのPCIeリタイマーとTaurusのイーサネットスマートケーブルモジュール製品群が牽引
- 非GAAPベースの粗利益率は74.1%
- 非GAAPベースの営業利益率は34.3%(前四半期の32.4%から上昇)
2024年通期の業績
- 通期売上高は3億9,600万ドル(前年比242%増)
- 非GAAPベースの通期粗利益率は76.6%
- 従業員数を約80%増加させ440名に拡大
- 第4四半期に戦略的な小規模買収を実施
製品展開状況
- AriesとTaurus製品が引き続き成長を牽引
- LeoとScorpio製品は量産前の出荷を開始
- 全4製品ラインからの売上を実現
- Scorpioは2025年に総売上の10%以上を占める見込み
2025年第1四半期の見通し
- 売上高は1億5,100万~1億5,500万ドル(前四半期比7-10%増)の見込み
- 非GAAPベースの粗利益率は約74%を予想
- 非GAAPベースの営業費用は6,600万~6,700万ドルを予想
- 非GAAPベースの1株当たり利益は0.28~0.29ドルを予想
質疑応答ハイライト
AI ASIC/GPU関連
- 2024年前半は主にGPU向け、第3四半期から内製AI ASICプラットフォームの貢献が増加
- 2025年前半は内製AI ASIC向けが主体、後半からカスタムGPUラック構成の展開開始を予定
- Deep Seekのイノベーションについて、推論コスト低下による採用拡大と、トレーニングモデルの品質向上が期待される
Scorpio製品について
- P-SeriesとX-Seriesの両方で複数の設計機会を獲得
- P-Seriesは2025年後半から本格的な量産出荷を開始予定
- X-Seriesは初期の量産前注文を受注
- 長期的にはScorpioが最大の製品ラインになると予想
Taurus製品について
- 200Gbpsと400Gbps製品を出荷中
- 400Gbps製品は2024年第3-4四半期から本格展開
- 複数の設計で採用、異なるケーブルプロバイダーや形状をサポート
- 2025年後半から800Gbpsへの移行を予想
UALinkについて
- 第1四半期末に最終仕様のリリースを予定
- 最初の製品は2026年頃から市場投入の見込み
- 標準化されたスケールアップクラスター向けの業界イニシアチブとして期待
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