アステララボ(ティッカー：$ALAB)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.23 | $0.17 | 〇 |
| 売上高 | $113.1M (YoY +206%) | $97.44M | 〇 |
| ガイダンス 2024Q4EPS | $0.255 ($0.25～$0.26) | $0.18 | 〇 |
| ガイダンス 2024Q4売上高 | $128M ($126M～$130M) | $107.95M | 〇 |
業績ハイライト
2024年第3四半期の主要な業績
- 売上高は113.1百万円（前四半期比47%増、前年同期比206%増）
- 非GAAPベースの売上総利益率は77.8%（前四半期比0.2ポイント減）
- 非GAAPベースの営業利益率は32.4%（前四半期比8ポイント増）
- 非GAAPベースのEPSは0.23ドル
- 営業活動によるキャッシュフローは63.5百万ドル
- 四半期末の現金、現金同等物、市場性有価証券は887百万ドル
2024年第4四半期の見通し
- 売上高は126-130百万ドル（前四半期比11-15%増）を予想
- 非GAAPベースの売上総利益率は約75%を予想
- 非GAAPベースの営業費用は54-55百万ドルを予想
- 非GAAPベースのEPSは0.25-0.26ドルを予想
事業のハイライト
- Ariesがメイン製品として売上を牽引
- Taurusは200ギガから400ギガ対応へと製品ラインを拡大
- 新製品Scorpioスマートファブリックスイッチファミリーの出荷開始
- 2028年までの市場機会を120億ドル以上と試算
質疑応答ハイライト
Scorpioの事業展開について
- 2025年には売上の10%以上を占める見込み
- P-SeriesとX-Seriesの両方で設計採用が進行中
- P-Seriesは全てのアクセラレータに適用可能で、TAMは現在約10億ドル、将来的に20億ドルへ
- X-Seriesは新しい市場を開拓、カスタマイズ性が強み
内部開発AIアクセラレータ向けビジネスの成長
- ハイパースケーラーが自社開発ASICへの投資を増加
- フロントエンド接続だけでなく、バックエンド接続も提供可能
- Aries、Taurus、Scorpio X-seriesなど複数の製品ラインで対応
- 2025年に向けて新しい内部開発AIプラットフォームの採用が増加見込み
PCIe Gen6の展開状況
- 2024年2月からサンプル出荷を開始
- カスタマイズされたラック実装での設計採用が進行中
- Gen5とGen6の両方で、サードパーティGPUと内部開発アクセラレータ向けの機会が拡大
- 既存のGen5市場も引き続き成長が期待される
COSMOS（ソフトウェアプラットフォーム）の競争優位性
- 3-4年の実地経験から得た知見が組み込まれている
- 診断情報へのアクセスとネットワーク輻輳の監視が可能
- チップ設計段階からソフトウェア中心のアプローチを採用
- ハイパースケーラー向けにカスタマイズ可能な柔軟性を持つ
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