アップル(ティッカー:$AAPL)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.64 | $1.60 | 〇 |
売上高 | $94.93B (YoY +6.1%) | $94.42B | 〇 |
業績ハイライト
売上・利益
- 第4四半期の売上高は949億ドルで前年同期比6%増
- サービス収入は過去最高の250億ドルで前年同期比12%増
- iPhoneの売上高は462億ドルで前年同期比6%増
- 粗利益率は46.2%
地域別実績
- 米州、欧州、アジア太平洋地域で第4四半期の売上高記録を達成
- インドで過去最高の売上高を記録
- 中国の売上高は前年同期比で横ばい
製品カテゴリー別実績
- Macの売上高は77億ドルで前年同期比2%増
- iPadの売上高は70億ドルで前年同期比8%増
- ウェアラブル・ホーム・アクセサリーの売上高は90億ドルで前年同期比3%減
次四半期の見通し
- 売上高は前年同期比で一桁台前半から半ばの成長を予想
- サービス収入は2024年度と同様の二桁成長を予想
- 粗利益率は46-47%を予想
質疑応答ハイライト
Apple Intelligenceについて
- iOS 18.1のアップデートは17.1と比較して2倍の速さで採用が進んでいる
- 12月にはより強力な文章作成ツールやビジュアルインテリジェンス機能、ChatGPT統合などを追加予定
- イギリス、オーストラリア、カナダなどで英語ローカライズ版を提供予定
- 2025年4月以降、さらなる言語サポートを展開予定
iPhoneの需要と供給について
- iPhone 16は早期に需給バランスを達成
- iPhone 16 ProとPro Maxは10月中は供給制約があったが、まもなく解消される見込み
- Apple Intelligenceは魅力的なアップグレード理由になると期待
中国市場について
- 売上高は前年同期比で横ばい
- 為替のマイナス影響が緩和
- アクティブデバイスの設置基盤は過去最高を記録
- 都市部で上位2機種のスマートフォン販売シェアを獲得
サービス事業について
- 年間売上高1,000億ドルペースを達成
- 定期購入型のサービスが取引型より高い成長率を示す
- 有料サブスクリプションは10億件を超え、4年前の2倍以上に成長
- デベロッパーがApple Intelligence APIを活用することでさらなる成長が期待される
研究開発投資について
- 過去数年間でR&D投資を大幅に増加
- 2024年度はAI技術への投資を強化
- 既存のエンジニアリングリソースの内部再配分も実施
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