アメリカン航空(ティッカー:$AAL)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.86 | $0.66 | 〇 |
売上高 | $13.7B (YoY +4.9%) | $13.42B | 〇 |
ガイダンス 2025Q1EPS | -$0.30 (-$0.40~-$0.20) | -$-0.06 | × |
ガイダンス 通年EPS | $2.20 ($1.70~$2.70) | $2.45 | × |
業績ハイライト
2024年度第4四半期の業績
- 調整後税引前利益は8億800万ドル、調整後希薄化後1株当たり利益は0.86ドル
- 総収入は前年同期比4.6%増の137億ドル
- 旅客単位収入は前年同期比2%増
- マネージドビジネス収入は前年同期比8%増
- プレミアム収入は約8%増加
- ロイヤルティ収入は約14%増加
2024年度通期の業績
- 調整後税引前利益は18億ドル、調整後希薄化後1株当たり利益は1.96ドル
- 過去最高の23億ドルのフリーキャッシュフローを達成
- 総負債を2021年半ばのピーク時から150億ドル以上削減
- コブランドクレジットカードおよびその他パートナーからの現金収入は61億ドル(前年比17%増)
オペレーション実績
- 第4四半期は米国4大航空会社中、定時出発と運航完遂率で2位
- 2024年は過去最多の旅客数を運びながら、合併後2番目に高い運航完遂率を達成
事業構造改革の進捗
- 2024年は約5億ドルの価値を創出(目標を1億ドル上回る)
- 整備士と地上職の契約延長批准により、主要な全従業員グループと2027年までの労働協約を締結
質疑応答ハイライト
収益見通し
- 2025年第1四半期の収益は前年比3-5%増を予想
- 2025年通期の収益は前年比4.5-7.5%増を予想
- 間接チャネルからの収益は2025年末までに完全回復する見込み
- プレミアムキャビンの有償搭乗率は過去最高水準で前年比3ポイント増
コスト見通し
- 2025年第1四半期の非燃料単位コストは前年比高単位数%増
- 2025年通期の非燃料単位コストは前年比中単位数%増
- コスト上昇の大部分は給与・手当の増加による
- 2026年には労務費の上昇率がインフレ率を下回る見込み
設備投資計画
- 2025年は40-50機の新造機を受領予定
- 2025年の航空機関連設備投資は20-25億ドル
- 2025年の総設備投資は30-35億ドル
- 今後10年間の年間航空機関連設備投資は30-35億ドル程度で推移する見込み
路線・機材戦略
- 長距離国際線capable機材を現在の約125機から2029年までに約200機へ拡大予定
- 2025年の供給量は前年比低単位数%増を予定
- 供給増加は主に北部ハブの歴史的水準への回復に焦点
- 国内線と国際線でバランスの取れた成長を計画
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