インテュイティブ・マシーンズ(ティッカー:$LUNR)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | -$0.55 | -$0.01 | × |
売上高 | $58.48M (YoY +359%) | $50.9M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $225M ($215M~$235M) | $223M | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- Q3売上高は58.5百万ドルで、前年同期比359%増
- 期末現金残高は89.6百万ドルで過去最高を記録
- バックログは316.2百万ドルで過去最高を達成
- 2024年通期の売上高見通しを215-235百万ドルに絞り込み
主要な契約獲得
- Near Space Network Services(NSNS)契約を獲得(10年間で最大48.2億ドル)
- 第4回月面配送ミッション(IM-4)を116.9百万ドルで受注
- LRO(月周回衛星)とShadowCamの運用・データ分析契約を獲得
事業進捗
- IM-2ミッションの推進システム試験を完了、2025年Q1打ち上げへ
- IM-3ミッションは振動試験実施中、2026年初めの打ち上げを予定
- 月面車両(LTV)のプロトタイプをNASAに納入し、テストを実施中
質疑応答ハイライト
LTV契約について
- LTV契約は複数のベンダーへの発注の可能性あり
- NASAと単独/複数発注について協議中
- 2025年後半に競争入札、年末に発注予定
- 月面車両だけでなく、輸送・通信・運用を含む総合サービス
NSNS契約の展開
- 初期の検証フェーズで総額150百万ドルの作業指示書を予定
- 第1作業指示書: 6ヶ月・9百万ドル
- 第2作業指示書: 6ヶ月・18百万ドル
- 第3作業指示書: 6-12ヶ月・43.5百万ドル(初号機軌道上検証)
- 第4作業指示書: 12ヶ月・61.5百万ドル(2-3号機検証)
- 第5作業指示書: 12ヶ月・18百万ドル(完全運用能力達成)
政権交代の影響
- 月探査は超党派的な支持を得ている
- 商業宇宙活動の重要性は今後も継続・強化される見込み
- NASAと商業セクターのパートナーシップは不可欠
資金状況
- 89.6百万ドルの現金残高は少なくとも1年間の事業運営に十分
- 必要に応じて追加の資金調達を検討
- NSNS契約やLTV契約のためのプロジェクトファイナンスも検討
コメント